デジベル値の数字のからくり

聴力検査のデジベル値はあくまでも純音による測定結果を平均した数字です。
「平均」ですから、実際の聞こえ方はばらつきが発生します。

ここでは難聴で聴力50デジベルの人を事例に出します。

低音→→→→高音
70 50 30 平均聴力50デジベルのAさん
30 50 70 平均聴力50デジベルのBさん

簡易な測定では3つの測定結果を平均しますが、いずれもおなじ50デジベルになります。

上記のように聴力検査結果が同じ50デジベルであっても、高い音を聞き取れる人と、高い音を聞き取れない人もいます。

同じ聴力デジベルの方でも高い声がききとりにくい、低い音が聞こえないというのはこうした違いがあるためです。

では低音と高音の間の音が聞こえにくいという人はいるのでしょうか?

補聴器店でも低位音域の難聴の方はそれほど多くないようで、わたしも長く疑問に思っていたのですが、本当にいらっしゃいました。

突発性難聴の方で聴力検査表のオージオグラムの曲線が谷間上を描いている状態になっているとのことでした。

話を伺うと、この谷間の音が聞こえない事で、人の声がわからなくて困る事があるのだそうです。

耳鼻科医に行っても、どうにもならないといわれるので、行かなくなったとのことでした。

わたしの経験からの推測で書くと、確かに音は入るのですが、音が低音と高音だけではっきりしなくなる事、脳内に蓄積されている普通に聞こえていた音の処理パターンと変わってしまい、「音はきこえているけれど何を言っているのかよくわからない」状態になりやすいのではないかと思います。

こういった話もあるのですね。

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