難聴であることを言うべきか?その2

悩みはもうたくさんだ!
写真はイメージです。

難聴であることを言うべきか_1の続きです。

不本意な仕事をどう受け止めるか

難聴であることを言うべきかで、仕事に関する話を書きます。

ネット上では否定的な書き込みが目立ちますが、そんな事例ばかりではないことを提示しましょう。

わたしが考案した商品を営業した時の経験です。
まず、日本全国から対象にできそうなお店を絞って、FAXを使ってダイレクトメールを打ち、ファクスやメールでコンタクトをとりました。
何もツテがないところから、話や紹介もいただき、合計で110店舗開拓しました。

製品の紹介文を私が書き、リーフレットも作成しました。九州のあるお店が30人に送ったところ、28人が来店して喜ばれたという話もありました。

大手のベンダーからも引き合いが来ました。
この時、難聴であることをおそるおそる伝えましたが、連絡をメールとFAXにしてくれるなど、配慮してくれました。

このことから言えますが、難聴でも工夫すれば、営業はできます。

スキルアップを怠らず、創意工夫して、人間関係を良好にしてくれ、収益を増やしてくれるならたとえ、たとえ、難聴であっても仕事はできるものです。

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警備の仕事でも

後にわたしが設立して役員を勤めていた会社を事情により辞めた後、仕事を紹介され、契約社員として警備員の仕事を始めました。

当時は最低の時給750円で始まりましたが、最初は「不本意だ」と感じました。

自分の価値を否定されたように感じていたんですね。

当時のわたしは雇われる側ですから、どこかでクビになるかもしれないと恐れていました。

さらにわたしが「絶対に失敗はいけない」と完全主義だったこともありました。こうした考え方をしていると、失敗しやすいものです。

実際、失敗を何度もしました。
それにも関わらず、勤務先からは注意を受けたけれど、寛大にみてくれました。

失敗を何度か繰り返して、「このままではいけない」と気づきました。

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コミュニケーションを工夫していく

わたしは仕事の手順が一通りできるよう、ノートに手順をとにかく書き込んでいきました。そのうえで、仕事を好きになるように創意工夫をしていきました。

自分の耳が聞こえないためコミュニケーションが不自由なのは変えようがない事実です。

でも、自分や現場の人達が気持ちよく働けるにはどうしたらいいかを考えて動くようにしました。

当時のわたしは高額なコミュニケーションセミナーを受講していました。この手のセミナーは1回受けて終わる人も多いのですが、メンターから反復して受けた方がいいと勧められました。

メンターの話を素直に聞いて、実際にセミナーを年間に何度も受けつつ、難聴者ならではのコミュニケーション技法を見いだしていきました。

失敗を繰り返しながら、試行錯誤しつつ、難聴者ならではのコミュニケーション技法を見つけ、職場で良好な人間関係を築いていきました。

そうなると、毎日の仕事が楽しくなります。
失敗しても、最小限のフォローで抑えられるようになりました。

職場で気付いたことを率先して相談、改善していきました。職場でも話がスムーズに行くようになりました。

そうなると仕事が楽しくなります。

当初、時給750円だった給料も3ヶ月で800円、850円と上がりました。

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そのときが来れば「卒業」になる

この時いただいた、給料のおかげで私が現在、難聴メンタルコーチで使っているハンドヒーリング技法のセッションを受ける費用を工面できて、セッションを受けました。

セッションを受け、自分の中にある感情の葛藤を緩和することで、自分を好きになりはじめたのです。

警備の仕事を11ヶ月勤めたあと、私が在籍していた会社が入札で落札できなかったため、契約が終了することになりました。

私が辞めた後、現場の人から私がいなくなったら不便になったとの話があったそうです。

仮に続けられたとしても、給料が下がったのは確かです。
わたしが警備の仕事に戻れないようにした上で卒業になったと感じました。

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自分を好きになるとうまくいく

その後、アチューメントを何度も重ねて、感情の葛藤を緩和していくにつれて、自分のことを好きになっていきました。

だんだんと、自己肯定できるようになり、自信も回復していきました。

ここまで来ると自然体になります。

思い切って投資した以上の価値があったこともわかり、

「難聴であることを言うべきか?」

で迷うこともなくなります。

ごくフツーに言えるようになるのです。
そうなると、不安や恐怖、葛藤も消滅します。

どうなるでしょうか?
物事がうまく回り始めるのです。
これは本当にすごいものです。

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最初の頃は失敗していた

手前味噌になりますが、私がおこなっている難聴メンタルコーチのセッションの内容は試行錯誤から生まれたものです。

難聴からくるメンタル問題で苦しむ方は多くいます。

そうした方々が最善の方向に向い、喜ぶことが増えることを目的としています。

実はここまで来る過程で

「あなたは自分の価値を上げることと、お金をケチルのと、どちらを選びますか?」

といった、学ぶようなことも多くありました。(汗)

難聴専門メンタルコーチのひな形となるセッションを受けた方の事態が好転したのに、ほどなくして元の木阿弥になってしまう事例が相次いだのです。

肩こりや腰痛程度には効いてもメンタル問題が効かない。
いきなり戻る感じです。

「な、なぜだ?」と思いました。

いずれも「無料」であったり、安くしたのが原因でした。

無料や安くすることは一見、お客様のためになるように思えますが、残念ながら、精神世界では通用しないのです。

お金は単なる金属や紙ではありません。
自分が出すエネルギーの象徴と考える気づきます。
それによって自分の価値をあげていくことになります。

また、その人が持っている古くよどんだエネルギーがそのままにぎっしり詰まっていると、それを象徴の形で出す必要が出てきます。

それが「無料」であったり、安かったりすると、空白ができないため、変革のためのエネルギーが入ろうにも入れないのです。

残念ながら、真心がどのくらいあるかは本人と神様しかわかりませんし、あまり安いと、全員に侮りが生まれてしまいます。

そういうこともあり、試行錯誤を重ねて現在の額になりました。

「タダより高い」は本当だった

けっして安いとはいえない料金を払ってくださるクライアントさんがよりよい方向に向かうよう、日々向上しています。

長年自分を好きではなかった方が自分を好きになる「軌道修正」、難聴であることを人に言えるようになるには、相当のエネルギーを必要とします。

「ちょっとしてみて駄目だったからやーめた」

では何も変われません。

セッションを受ける方は本気で自分の状況を変えたいという方のみを徹底して支援していくため、受けられる方を限定しています。

自分自身に自分軸をしっかり確立すること、

人生を変えたいという思いが真剣であること、一連の行動が本気で自分を好きになろうとしていることを「エネルギーの象徴を出す」ことで自分の潜在意識に提示して証明すると、ぐぐぐっと次にすすみはじめます。

わたしのセッションを受けるため、東京都や大阪府、兵庫県、山梨県など遠方にお住まいの方がはるばる京都まで来られることがその証明です。

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おわりに

難聴であることを言うには自分を好きになることが必要であり、とても大切なことであるにも関わらず、多くの人が独力でなんとかしようとして、結局できていない状態です。

冒頭の「難聴であることを会社に言うべきか」と悩みに対しては「自分を好きになる」を1つの手がかりとして提示しました。

実際は様々な要素がありますので、メンタルコーチでもそれに注意しつつ、引き出す形で注意して話をしています。

この記事があなたの人生を変えるきっかけになれば幸いです。

難聴専門メンタルコーチについては姉妹サイトの「難聴専門のメンタルコーチ」で詳しく書いていますので、ご覧ください。

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